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塗れない外壁材があるって本当?
近年、住宅の外壁に使用される窯業系のサイディングですが、主原料としてセメント質原料及び繊維質原料を用いて板状に成形した建築物の外装に用いる防火材料です。
製造方法は押し出し成形法・プレス成型法・抄造法の3種類があります。
ここで注意したいのが抄造法(しょうぞうほう)です。
薄い板を何層にも重ねて造られているので、剥離しやすく剥離してしまった場合塗装が困難になります。
しかし多くの塗装業者はこの事実を知らずに固めれば大丈夫だと言い張り強行に塗装に持って行ってしまうのが現状にあります。
この抄造法で出来た外壁材を見極めるのは極めて難しく、豊富な知識と経験が必要なのです。
また、仮に抄造法を見極めることが出来たとしても2008年にJIS規格が変更され、現在では12mmのサイディング材を入手するのが困難になっています、内部の構造が見極められなければ綺麗に修復することは不可能でしょう。